ディスクセパレータは縦型遠心機であり、回転ドラムは縦軸上端に取り付けられ、伝動装置がモータによって駆動されることにより高速回転する。ドラム内には、互いに重なり合ったディスク状の部品がセットされています。ディスクとディスクの間には小さな隙間が残っている。懸濁液(または乳濁液)は、ドラムの中心に位置する供給管からドラムに添加される。懸濁液(または乳濁液)がディスク間の隙間を通過すると、固体粒子(または液滴)が遠心機の作用下でディスク上に沈降してスラグ(または液層)を形成する。沈殿物はディスク表面に沿って摺動してディスクから離脱し、ドラム内で最も直径の大きい部位に蓄積され、分離された液体は吐出口からドラムを排出する。ディスクの役割は、固体粒子(または液滴)の沈降距離を短縮し、ドラムの沈降面積を拡大することであり、ドラムにディスクを装着することで分離機の生産能力を大幅に向上させる。ドラム内に蓄積された固体は、分離機が停止した後、ドラムを分解して人工的に除去するか、またはスラグ排出機を通じて停止せずにドラムから排出される。
1、乳製品分離機:牛乳の脱脂または牛乳の清澄化(固体不純物の除去)に使用する。
構造上:小型の分離機は手で駆動し、人工的にスラグを排出し、牧畜区の農牧民家庭の使用に適している、大型の分離機は工業生産、電力駆動に使用され、スラグ排出方式は人工スラグまたはリングバルブスラグ排出である。
2、鉱物油分離機:燃料油、ディーゼル油、潤滑油及び変圧器油などの鉱物油に用いて水分及び機械的不純物を除去し、類似の乳濁液を分離することもできる。
3、植物油分離機:植物油の加工精製に用いられる。
4、動物油分離機:肉類加工において動物油脂の精製に用いられたり、水産加工において魚油の濃縮分離に用いられたりする。
5、酵母分離機:濃縮酵母、ノズルスラグに使用する。
6、デンプン分離機:デンプン除去タンパク質及びデンプンの濃縮、ノズルスラグ排出に使用する。キャッサバ生産ラインには8ノズルまたは10ノズルが使用されている。
7、ラノリン分離機:毛織物業界は羊毛洗浄水から羊毛脂を抽出し、ノズルからスラグを排出するために使用されている。
8、製薬用ディスクセパレータ:製薬業界において抗生物質、ビタミンなどの抽出に用いられ、製薬及び化学工業生産における液−液−固三相混合物の分離にも適用される。
9、ビール分離機:ビール、麦芽ジュース及びその他の飲料の清澄に用いられる。
10、ラテックス分離機:ゴム乳の濃縮とゴム乳中の不純物の除去に用いられる。
11、ペンキ分離機:塗料中の不純物を分離し、塗料の品質を高めるために使用する。